リーディングスター

株式会社シマヅテック
株式会社シマヅテック

企業詳細イメーシ企業詳細

「株式会社シマヅテック」は、1974年に創業。当初は、主に旧九州松下電器(株)向けのカセットテープなどを読み取る磁気ヘッドの生産を行っていました。その後、MDやCD・DVDなどの基盤の実装や、電子部品の組立を行っていました。現在では、エネルギー、半導体、医療、食品といった各分野の生産設備・装置を加工から組立までワンストップで対応できる総合加工メーカーとして事業を展開しています。
多様な分野の製造装置に組み込まれる部品の精密板金加工、フライス加工、旋盤加工、塗装、組立、配線までを社内で一貫して行えるのが同社の強み。大手企業の厳しい品質基準や要求に応え、オイルショック、リーマンショックそしてITバブルなど時代の荒波に揉まれながら、その都度、事業領域を広げたり最新設備を導入したりすることで、企業体力を高めてきました。
その結果、「品質」「コスト」「納期」の徹底管理と、生産現場のネットワーク化・IT化などの最新技術の導入によって、スピードや多品種少量が要求される開発品から、コストや安定した品質が要求される量産品まで、幅広く対応できるようになりました。また、毎年のように設備投資を行うことで先進的な技術と生産システムを構築。東京エレクトロン九州(株)の優秀企業賞を3年連続受賞し、これまでに計5回受賞するなど、世界トップシェアを誇る企業からも厚い信頼を得るまでになりました。
同社では、半導体分野はもとより、IT化やAI導入が今後ますます予想される分野にも情報のアンテナを張り、技術進歩を多角的に捉えて各分野への新規参入を目指しています。常に挑戦し続けることを使命と考える同社。社会を豊かにする多様な分野の部品加工を通して、多くの企業と共に便利でより良い社会を作ることが同社の願いです。

認定を受けるきっかけ
以前から関わりのあった「公益財団法人くまもと産業支援財団」からの情報提供をきっかけに、本制度へ申請した同社。事業の伸長に伴った事務棟と工場の建設計画に合わせて申請し、2018年に育成企業、そして2023年にリーディング企業に認定されました。育成企業認定後は、県産業支援課とも情報交換しやすくなり、多方向からのアドバイスや情報提供を受けられるように。加えて、「熊本県地場企業立地促進補助金」を活用し、工場増設も行いました。さらに同社では、リーディング育成企業向けセミナーなどへの参加を通じて人脈を広げられたこともメリットになったと感じています。
本制度への想い
同社にとって、本制度の申請書類作成などは大変な作業でしたが、今後の事業展開や設備投資を考える良い機会になったと感じています。県の担当職員とも良好な関係を築け、工場の増設にあたって「熊本県地場企業立地促進補助金」を活用できたことも大きなメリットでした。また、新卒採用を通して高校などへの就職説明会に参加する際、本制度の認定証を持参することで、就職課の先生方にもアピールすることができました。そうした“県のお墨付きをもらった企業”であることが認知度向上につながり、リクルート活動にも生かせると実感しました。
今後の事業方針
同社では、社会の急激な変化に合わせ、現在主力である半導体分野以外にも事業領域を広げたいと考えています。それに伴う新工場建設にあたっては、従業員の福利厚生施設も併設しました。さらに、熊本地震などの大規模災害の際に問題となった事業継続計画(BCP)への対策として、緊急時には従業員や地域住民の避難施設にしたいと考えています。今後は、安定的な雇用で地元・宇城市に貢献し、部品加工事業の高度化とその技術を生かした自社製品の開発・製造・販売を行えるメーカーになることを目指しています。
求める人材
代表取締役社長 島津 竜太郎さん
求める人材
弊社は、製造業の中では比較的若い従業員が多い会社で、30~40代がボリュームゾーンのため、職場は活気に満ちています。近年は、中途採用に加えて新卒採用も積極的に行っています。技術などを教育・継承できる環境も整ってきました。弊社では、社員にまず素直さを求めています。言い訳や否定から入らず、物事を肯定的に捉えることが大切。技術や経験の不足は、先輩社員がしっかりと指導します。最初から完璧な人などおらず、素直に学べる人の方が入社後の伸びしろがあると感じています。また、既成概念にとらわれず、柔軟な思考ができることも重視しています。
会社名/株式会社シマヅテック
住所/宇城市松橋町豊福342-1
TEL/0964-33-2528
URL/http://www.shimadu-t.com/
資本金/3,000万円
社員数/95名(2023年3月現在)