





「株式会社H・Iシステック」は、1984年に創業しました。創業当初は、ハーネス加工を専門としていましたが、その後、産業用機器の電源供給や信号通信に用いられる多種多様なワイヤーハーネス製造、電子機器用プリント基板、制御盤・ロボットコントローラ組立・半導体テスト用機器・治具類の設計・製作、2024年からは自社製品IoTモジュールの設計開発販売等、顧客の仕様に沿ったさまざまな製品を提供しています。
同社の半導体テスト用機器の主製品で、LSIなど半導体デバイスを高温下で作動させて不良品を判別する「バーンインボード」および「バーンイン機器」は、デバイスの種類・規格などでテスト機器も変わるため、大量生産には不向きです。こうした多品種・少量生産が求められる製品にも、柔軟に対応する技術力が同社の強みです。
その他、パワーデバイスのテスト治具やテスト用クロック信号発生回路など、多彩な半導体テスト機器の開発・設計・製作までをワンストップで行っており、同社製品は高い信頼性を得ています。
また、“機械の血管”と言われる、電力や電気信号を伝達する役割を持つワイヤーハーネスに関しては県内ではリーディングカンパニーであり、多くの設備・装置メーカーに納入しています。加えて、半導体製造工程で問題となる静電気の発生を抑える導電性ファイルなどの開発・販売も手掛けています。
同社の技術力と信頼性の高さの源は、社内に3D-CADや電気回路の設計者、プログラム開発者がいることに加え、0.5㎜間隔以下の半導体リードを正確にはんだ付けができるなど、細かく複雑なコネクタ組み立てができる熟練技能者が多数いる点です。さらに、独自の社内技術検定制度を設け、現状に留まらず常に上を目指せる環境を提供しています。
新規開発事業部では県産業技術センターとも連携しています。技術支援や研究シーズ(種)の移転を積極的に進め、大手メーカーの動向に左右されない新たな自社製品の研究開発にも取り組んでおり、IoTモジュールの開発・販売も始めました。常に「三方よし」の精神で、すべての人を笑顔にできることこそが自社の存在意義だと考えています。

研究シーズ移転の一環として県産業技術センターと共同で、IoTセンサー&起電力デバイスの開発に取り組んでいた時に本制度について知る機会があり、同社は申請を行いました。その結果、2018年12月にリーディング育成企業に認定されました。
認定を受けたことで社内の新規事業の位置づけが明確になり、「熊本県新事業支援調達制度」への登録や長期的経営計画の作成につながりました。また、本制度による支援などを通じて、同社の事業に対して客観的な評価が得られる点などにメリットを感じています。

同社では、リーディング育成企業の認定を経て、自社で取り組んでいる事業の妥当性が客観的に認められたことが、社員一人一人の意欲向上につながったと感じています。加えて、本制度を知っている県内外の企業から、企業価値を高く評価してもらえることも、認定のメリットの一つだと考えています。
また、自社だけでは認識できない課題に対して、第三者的な指導及び評価をしてもらえる点にも大きな価値を感じています。さらに、さまざまな支援メニューの活用を通して各機関の協力を得られる点にも期待しています。研究・開発に力を注ぐ同社では、製品化を加速し事業拡大を図るために、新工場建設や本社移転なども計画中で、補助金制度の活用なども視野に入れています。

県内での生産ロボット用ハーネス製造の分野で一定の評価を得ている同社。その評価をさらに強固にし、地域に広く認知してもらうこと、そして半導体検査装置のバーンインボードの製作・修理に関しても、「県内一」の評価を得ることを目指しています。
今後は自社独自のIoT製品のバリエーションを増やし、売上の新たな柱として位置付けることで、企業の成長を加速させます。これによって売上を現在の10億円から20億円にすることを目指し、持続可能な成長を実現します。
さらに、同社社員は子育て世代が多いため、福利厚生の一環として社内に保育施設等を設置することも検討しています。また、所在地近隣からの採用も多いため、地域貢献にも力を注ぎたいと考えています。同社では、地域の未来を担う子どもたちが安心して成長できる環境を提供することも企業の使命と捉えています。
弊社は、アットホームな雰囲気で長期勤続のパート従業員が多く、60歳定年後の再雇用制度もあります。また、子育て世代へのバックアップ態勢が整っているほか、有給取得率もほぼ100%です。毎年地元から新規採用を行い、若手育成と技能継承に努めています。
第41期を迎え、社長交代と共に新しいMVを策定いたしました。
M:ミッション(果たすべき使命)は「明日の産業を支えすべての人を笑顔に」
V:バリュー(共有すべき価値観と行動指針)は、6つの力 1.組織力 2.品質力 3.対応力 4.技術力 5.課題解決力 6.チャレンジ力を高めることを推進スローガン「ONE HI」として
社員全員が同じ方向を向き、一体となって前進することでミッション達成に向け日々努力・邁進していきます。
部署間でのコミュニケーションやモチベーション向上につながる企画として就業時間内でのシャッフルランチや様々な表彰制度、また、品質や技術を磨くのにも役立つ社内検定も積極的に実施しています。こうした取り組みに賛同し、チャレンジすることを恐れず探究心と向上心を持って業務に携われる方を歓迎します。